7payの失敗は、QRコード決済を衰退させる

QRコード決済創世記にリリースされたPayPay、LINEPayの2強が現時点で最も使用されている決済サービスです。キャッシュレス決済の先駆けとしてFeliCa(とひとまとめに言っても交通系ICからおサイフケータイまである)が挙げられますが、読み取り装置いらずで、スマートフォンさえあれば決済が完了するQRコード決済もまた魅力的です。

そんな決済方式ですが、様々な会社からこぞって独自の「なんとかPay」がリリースされ、サービスが乱立している状態です。QRコード決済ができるという基本機能は共通ですが、使えるお店(加盟店)はサービスごとにバラバラで、「なんとかPay」はこのお店で使えるが、「ほげほげPay」は使えない……、と言ったこともよくあります。

このサービス乱立状態がものすごく不便で、ゲーム機で例えれば各ゲーム会社が独自のゲーム機を販売している感じです。自分の遊びたいゲームが各社分かれていたら、その都度ゲーム機を買わないといけない……これじゃあ購買意欲も削がれてしまいますよね。

いまウェブやTVニュースで話題になっている7payも、この「QRコード決済ブーム」の波に乗っかって、サービスローンチされました。が、セキュリティ関係の使用の問題で不正にチャージされたり、チャージされたお金を使用されたりと言う問題で新規登録停止という始末。情報リテラシーを持った人が居れば必ず指摘できたであろう初歩的なミスも明らかになってますね。

きっとライバルサービスになるであろうファミペイのサービスローンチ日に合わせたかったんでしょう……。

大企業故、あまり強く咎められずに事件はすぎてしましたが、この出来事は、7payだけの影響ではなく、QRコード決済全体に影響してしまう、と考えます。

このセキュリティに関する問題が指摘された今、QRコード決済の仕組みをよく分かっていなかったり、これから使ってみようと考えていたりするユーザー層は、この事件のせいでほかのサービスも含め、2度と使わないと考える人も居ると思います。新規ユーザーが増えないというのがこの黎明期で一番の痛手となってしまうでしょう……。もちろん、直接的な関係は全くないですが、QRコード決済全体のイメージは悪くなってしまった気がします。

うーん、僕は小売店と参加しやすさから考えてもっと普及してほしいという気持ちなんですが、この事件で歯止めがかかってしまいそうで少し残念です。日本のキャッシュレス事情はどうなってしまうのでしょうか……。