ブートローダーアンロックとは? どのデバイスでできる?

Android のブートローダーアンロックとはなにか、どのようなデバイスでできるかを解説します。

ブートローダーアンロックとは?

ブートローダーアンロックとは、「本来アクセスが禁止されているブートローダーにアクセスできるようにすること」です。

カスタム ROM を導入したり、ルート化したりするには、ブートローダーアンロックが必要です。

ただし、すべてのデバイスがブートローダーアンロックできるわけではありません。

ブートローダーアンロックできるデバイス・できないデバイス

市場には様々なデバイスがありますから、ブートローダーアンロックできるかできないかをすべて把握することは困難です。ここでは、アンロックできる可能性が高いデバイスを、3 つのレベルに分けて紹介します。

ただし、記載されていても、以下の条件に当てはまるデバイスを除きます

  • 日本国内で販売されている、キャリアのカスタマイズが施されたデバイス (のほとんど)
    • docomo ロゴの入ったモデル、SoftBank 専売モデルなど
  • 海外で販売されている、キャリアのカスタマイズが施されたデバイス (のほとんど)
    • AT&T や T-Mobile などのキャリアモデル

ただし、例外は必ずありますのであくまでも一般論になります。

レベル 3 : ブートローダーアンロックできる

ブートローダーアンロックできることが公式で許可されているもの。

  • Google Pixel
  • Samsung Galaxy
  • OnePlus
  • Motorola
  • Nothing

レベル 2 : 条件付きでブートローダーアンロックできる

何かしらの条件をクリアすることでブートローダーアンロックできるもの。例えば、申請だったり待ち時間だったりが発生するもの。

  • Xiaomi
  • SONY
  • realme
  • Lenovo

レベル 1 : 公式で手段が提供されていない

アンロックの方法が提供されておらず、基本的に無理、もしくは何かしらの抜け道があるもの (あったもの)。

  • HUAWEI
  • Vivo
  • ZTE
  • ASUS
  • ……その他のメーカー

これらの情報を集めた GitHub リポジトリがあるほど、ブートローダーアンロックは Android をカスタマイズするユーザーにとって重要な事です。

ブートローダーをアンロックする方法

ブートローダーアンロックする方法は、ブートローダーのアンロック方法で解説しています。

ブートローダーをアンロックすると安全じゃなくなるのか?

ブートローダーがアンロックされたデバイスを起動すると、アンロックされていることの警告が表示されます。たいていの場合「信頼できない」「攻撃される」「機密データを保存するな」と不安になるような文字が表示されます。

では、はたして実際にどれくらい安全でなくなるでしょうか? まず、内部ストレージ内のデータは、明示的に無効化しない限り暗号化されていますので、端末を盗んでデータを抜き取る、ということは不可能です。そもそも、パスワードが分かってしまえば、ブートローダーアンロックの状態に依らずロック解除は可能なので、これはブートローダーアンロックの危険性ではありませんね。

しかし、ブートローダーをアンロックしている状態では、自由に追加のアプリケーションを実行・インストールすることが可能です。例えば、デバイスがユーザーの手から離れたときに、悪意のあるアプリケーションをインストールすることが可能です。インストールされたことに気がつかないままデバイスを使い続けていれば、情報を取り出すことが可能かもしれません。

ただ、実際に「それが可能か?」と言われると、厳しいところがあります。上記の攻撃を (無差別的に) 実行するには、攻撃者がブートローダーアンロックされているデバイスを持っている人を何かしらの方法で判別して、デバイスがユーザーの手から離れる瞬間を狙う必要性があります。あんまり現実的ではありませんね。

しかし「現実的ではない」というのは「リスクがない」という意味ではありません。もしあなたが何かしらの人物・組織に狙われている可能性がある場合は、ブートローダーアンロックしたデバイスに機密情報を保存するのは避けた方が良いでしょうね。